2020.09.02 雑記

先日外出しようとした際に、玄関先でワイヤレスイヤホンの片耳を無くした。ケースにイヤホンを収めると充電が始まる物だが、蓋が付いて居ない為すぐに取り出しが可能で便利だ。が、その弊害を目の当たりにする事となった。

 

 

玄関を出て三段程の階段になっているが、掌をすり抜けたイヤホンケースはそこを丁寧に一段ずつ転げ落ちて止まった。拾い上げて確認すると、左耳のイヤホンがなくなっていた。辺りを探せど確認出来ず、側溝の中に落ちてしまったに違いないと踏んで、時刻が迫る駅へ向かった。幸い残ったイヤホンが携帯と同期出来た為音楽は聴けたが、片耳から雑踏が入って来て没入出来なかった。

 

 

これが自身で購入した物だったら仕方がないと諦めが着いたが、頂き物だったが為にただただ落ち込んだ。故に、人に物を送る時は形が残るは極力送ってはいけないと思った。本当は嬉しいし、自身が失くした事が大前提なのは重々承知。

 

 

頂いた人物に謝罪を兼ねて話すと、「形ある物だから、いつか失くすか、壊れるかじゃない?」とラフに切り返してくれた。その優しさに少し胸が痛んだ。

 

 

物にも愛を持って接したいと思う。分かってはいるが、また依存している。

 

 

the end